2016年01月29日

という表現

という表現

意味としては、「取り扱いに慣れた、お手の物、お得意のものなどの意」をあらわす。
もともと『薬籠』とは、
「これが眼に入らぬか?!」と示す、水戸黄門などが使っている、
あの印籠のことで、たいていは常備薬などを入れているもの。
この表現は日本生まれではなく、中国の故事から誕生したもの。
その故事のいわれを簡単に紹介すると、

まず、舞台となったのは、唐の時代。
則天武后の側近として仕えていた国老の狄 仁傑(てきじんけつ)が、国を治める目的で、
広く中国から人材を募ったところ、
彼の人徳ゆえか、すぐさま優秀な人材が集まった。

友人の 元 行沖(げんこうちゅう)は、有能で博学の人物だが、応募しかねていたが、
ある日、元 行沖は、狄 仁傑に話をした、
「多くの珍味(優秀な人材) が集まっているそうじゃないか。
だけども、
そんなものばかりでは、お腹をこわすかも知れぬ。
苦い薬 (言いにくいことをズバズバ言う人間=すなわち元 行沖) を
入れてみてはいかがかな?」
と言うと、狄 仁傑はニヤリと笑い、
「君は、もうすでに『わが自家薬籠中の物』、一日もナシでは過ごせない。」と答えた。
すなわち、「もう私の意のままに動く腹心として、君は入っている」と
快く友人の元 行沖を迎えた。

言いにくいことをズバズバ言う苦い薬と言えば、
お騒がせおばさんの異名を取る ◯中真紀子氏がすぐに浮かんでくる。
彼女は、政治の舞台で、二度の閣僚となったが、いずれも良薬とはならず、
かえって、お腹をこわした感がある。

このような薬を自家薬籠に入れないに越したことはないが、
入ってしまったとすれば、三ッ葉葵の紋ではなく、
どくろのマークをつけておかなければなるまい。



Posted by こんなプラモデ at 11:50│Comments(0)
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